デスティニーシチー 第13戦


友駿愛馬第42号は久々購入の友駿正規募集馬。


母アデレードシチーは3頭の産駒共中央で勝ち上がっているほどの仔出しの良さ。これなら父がタップダンスシチーで非常に不安でも、母の仔出しの良さである程度はやれるんじゃないかと期待。また、牡馬で総額1000万円と非常に安価なところも魅力。

そして何よりも育成状況が順調で早期にデビューしそうなことも購入した大きな要因。


超晩成のタップ産駒で勝ち上がりは3歳夏の予想通り3歳8月に交流戦で勝ち上がり。未勝利時代はトモがパンとせずにイマイチの競馬が多かったが、本州に無事戻って来た昇級戦はレース前の追い切りで坂路で自己ベストを1秒5も縮め、レースでも正攻法の競馬で勝ち馬から僅か0秒2差の4着!!走破時計は1分51秒3稍重馬場と脚抜きの良い馬場と言うことを差し引いても素晴らしく速い時計。競馬ブックのスピード指数でも74.8とデスティニー史上過去最高の数字。

そこから2戦は左にモタれたり掛かり気味になって鞍上が抑えるのに苦労したりと力を出し切っていないが、それでも4着7着とクラス上位の走り。


前走後、優先権を逃したことから、12月26日辺りにグリーンウッドへ放牧に出されましたが、1月23日辺りに栗東トレセンに帰厩しました。


2月2日 京都7R 500万下 ダート1800m 混合 定量に主戦の秋山真一郎騎手で出走!!

フルゲート16頭のところに想定数は9頭。結局10頭で確定。想定にいた前走3着馬1頭が土曜日に回り、全体的にかなり弱面の大チャンス!!

4着/4番人気。

先行策を取るべく出して行ったら掛かってしまい手綱を引っ張るチグハグさ。仕方がないとは言え、ここ3戦の秋山真一郎騎手は上手くデスティニーを操縦出来ていない。1度鞍上を替えてみてはどうか。

しかし、そんな状態でもそれなりの走破時計の4着とやはり力はある。


レース回顧と時計の分析、レース後の秋山真一郎騎手と岡田稲男調教師のコメントを掲載。

(2014年2月4日完結)

2013年12月30日立ち上げ

●前走後、優先権を逃したことから12月26日辺りにグリーンウッドへ放牧へ出されました

 前走は2013年の最終週ということで優先権持ちが9頭も集まる豪華なメンバーとなり7着と3戦振りに次走への優先権を逃してしまった我らが愛馬デスティニーシチー。権利を逃したということでここで放牧ということになりました。12月26日辺りにグリーンウッドへ放牧に出ております。

 特にどこか悪いところがあるわけでもないですし、ダートの中距離に出すのであれば、そんなに節(間隔)も必要ありません。適度に戻していただけるでしょう。出せばある程度の賞金が計算できる馬ですし、何よりも夏の番組編成までにあと1つ勝てば降級できますからね。

 昇級してから結果的に一番走ったのが休養明けの3走前ですし、次の休養明けの緒戦に期待したいと思います。

これ以降は2014年1月28日に作成

●1月23日辺りに栗東トレセンに帰厩しました

 12月26日辺りにグリーンウッドに放牧に出されていた我らが愛馬デスティニーシチーですが、1月23日辺りに栗東トレセンに帰厩しました。2月1週への出走を考えておられるんでしょうね。

これ以降は2014年1月29日に作成

●追い切り情報(1月29日更新)

前走前 12月18日 栗東坂路 稍重馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 53.6
3F 39.0
2F 26.1
1F 13.2



1月24日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 62.0
3F 45.9
2F 29.9
1F 14.6


1月26日 栗東坂路 重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 54.5
3F 39.7
2F 26.6
1F 13.5


1月29日 栗東坂路 稍重馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 54.1
3F 39.7
2F 26.1
1F 13.3
 1月24日、帰厩後15−15ですが、終いがハロン15秒を切ったので時計となりました。

 1月26日、強めに追い切られ全体で54秒5の時計を計時しました。デスティニーシチーの坂路での自己ベストが53.4ですから、かなりいい状態にあると言えます。

 1月29日、一杯に追い切られました。動きもデスティニーなりに良く、自己ベストに近いと思います。この状態ならいい走りを見せてくれるでしょう。
 私ほっさんの追い切り評価は「B+」です。

●気になる出馬想定表(2月2日 京都7R)

出馬想定表 2月2日 京都7R 500万下 ダート1800m 混合 定量 フルゲート16頭 想定数9頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
エーシンザヘッド クリスチャン・デムーロ  1/11 500万 京都ダ1800
サウンドビガレス  1/05 500万 京都ダ1900 12
サダルメリク  1/19 500万 京都ダ1800 10
シンワウォッカ 川島信二  1/18 500万 京都ダ1800
スズカルパン 武豊  1/18 500万 京都ダ1800
デスティニーシチー 秋山真一郎 12/22 500万 阪神ダ1800 B+
ナリタロック バルジュー  1/13 500万 京都ダ1400 16 12
ミッキーエール 高倉稜  1/11 500万 京都ダ1800 11 11
ヤマカツポセイドン 太宰啓介 12/14 障害未 阪神障2970 11 12 10 12

表中 「優」は前4節以内の優先出走権を持つ馬 騎手の太字は乗り替わり予定 青字は1000万クラスでの成績

フルゲート16頭のところに現在9頭出馬想定されています。

これ以降は2014年1月31日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 2月2日 京都7R 500万下 ダート1800m 混合 定量 全10頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
エーシンザヘッド クリスチャン・デムーロ  1/11 500万 京都ダ1800
ゲットハッピー 岩田康誠  1/12 500万 京都ダ1900 12 12 10 13
サウンドビガレス 菱田裕二  1/05 500万 京都ダ1900 12
サダルメリク 古川吉洋  1/19 500万 京都ダ1800 10
シゲルラシンバンザ 国分優作  1/25 500万 中京ダ1800 16 12
スズカルパン 武豊  1/18 500万 京都ダ1800
デスティニーシチー 秋山真一郎 12/22 500万 阪神ダ1800 B+
バイオレットムーン 城戸義政  1/19 500万 京都ダ1800 10 10 13 17 16
ミッキーエール 高倉稜  1/11 500万 京都ダ1800 11 11
ヤマカツポセイドン 太宰啓介 12/14 障害未 阪神障2970 11 12 10 12

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり 青字は1000万クラスでの成績

前走3着の優先権持ちシンワウオッカと前走1番人気だったナリタロックが消え、弱そうな馬が2頭入って来ました。

●京都ダート1800mコース解説

 スタート地点はスタンド前の直線半ば付近。1コーナーまでの距離は約280m。1コーナーに入るまでの位置取りが非常に重要で、ここで外を回らされると厳しい。1コーナーに入るまでに隊列が落ち着きやすく、縦長にはならないので、外枠を引いた馬(特に逃げ・先行馬)は不利だ。逆に1枠の逃げ・先行馬が最もベスト。単純に1枠の連対率は約20パーセントある。その他の枠は15パーセント以下。
 基本的には逃げ・先行馬が有利だが、展開や馬場状態次第では向正面で激しくレースが動くことも。ペースが速くなれば当然、差し馬にもチャンスが出てくるが、逆に遅すぎると外からマクられる。
 先頭、2番手で最後の直線に入った馬が、そのまま残りやすい。
 1800m好走馬も血統面で特徴があり、ブライアンズタイムやサンデーサイレンス、バブルガムフェローといったヘイルトゥーリーズン系が非常に強い。
有利な枠順 1枠
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント 枠順、種牡馬
種牡馬ベスト ブライアンズタイム、サンデーサイレンス、ジェイドロバリー
連対騎手ベスト 武豊、ペリエ、安藤勝己、武幸四郎、藤田伸二
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳未勝利 1分55秒6 1分53秒4
3歳新馬 1分56秒3 1分55秒8 1分54秒5 1分54秒9
3歳未勝利 1分55秒4 1分54秒7 1分53秒7 1分54秒0
3歳500万 1分54秒1 1分53秒4 1分52秒2 1分52秒3
古馬500万 1分53秒6 1分53秒0 1分52秒4 1分52秒0
古馬1000万 1分52秒5 1分52秒1 1分50秒9 1分51秒5
古馬1600万 1分51秒2 1分51秒3 1分50秒2 1分50秒7
古馬オープン 1分51秒1 1分51秒0 1分49秒9 1分49秒1

●騎手は秋山真一郎騎手 ほっさん評価「A−」

 今回もデスティニーシチーの鞍上は主戦の秋山真一郎騎手です。彼のおかげでデスティニーシチーがここまでやれていると言っても過言ではないでしょう。すでに今回で8回目の騎乗。もう多くを語らずに彼に任せておけばいいですね。

 秋山真一郎騎手と言えば四位洋文騎手などと並び、馬上での姿勢が綺麗な事で有名です。綺麗に乗るので馬への負担が少なく、人気薄でも人気以上に持って来てくれます。

 秋山真一郎騎手はGTではなかなか縁がなかったものの、一昨年(2012年)は自身初のGTとなるNHKマイル(カレンブラックヒル)や阪神JF(ローブディサージュ)と一気に2つを制しました。今までは秋山真一郎騎手とGTと言えばなんと言ってもオークスでの1番人気ベッラレイア(ハナ差2着)ですが、ついにその嫌な印象も消し去りました。重賞は15年連続勝利中でしたが昨年ついに記録が途切れました。


 2014年1月31日現在、中央通算790勝、勝率8.2パーセント、連対率16.0パーセント、GTは2勝(2012年 NHKマイル・カレンブラックヒル、2013年 阪神JF ローブディサージュ)、重賞27勝されています。騎乗馬の質を考えると素晴らしい成績です。
 昨年(2013)は42勝、勝率7.3パーセント、連対率15.8パーセントとGTを勝ち2つ勝って絶好調だった一昨年(2012年)と比べると成績が少し落ちました。私の評価も「A+」から「A−」に今年ランクダウンしています。本年(2014年)はここまで5勝、勝率11.4パーセント、連対率18.2パーセントと素晴らしい滑り出し。


 秋山 真一郎(あきやま しんいちろう)は1979年2月9日生まれの34歳。日本中央競馬会(JRA)栗東トレーニングセンター所属する18年目の騎手である。騎手免許は平地のみ。父の秋山忠一は元・JRA騎手で現在は調教助手。

 1997年に野村彰彦厩舎所属でデビュー。現在はフリー。同期は武幸四郎、勝浦正樹、村田一誠、江田勇亮、武士沢友治、今村康成、松田大作、仲田雅興らがいる。初年度は33勝。

 当時より展開に合わせ柔軟な騎乗ができる若手としてはめずらしい騎手として評価をされ、デビュー初年度より毎年30勝以上の成績を残し、3年間で103勝をマークし自力で見習騎手から外れるなどコンスタントな活躍を見せている。

 2年目の1998年にはカネトシガバナーで重賞初勝利(神戸新聞杯)並びにGT競走初騎乗を併せて達成。さらに当時の野村厩舎の代表管理馬であるキョウエイマーチの主戦騎手に起用され、京都金杯・阪急杯を制するなど騎乗停止処分中の一回を除き引退まで同馬の騎乗を務めている。

 またデビュー年こそ重賞勝利は無かったものの、翌1998年以降毎年重賞勝利を記録、2012年現在までで15年連続で重賞勝利している。特に中京競馬場と相性が良く通算重賞22勝のうち、中京開催の重賞を6勝している。なお、新潟競馬場、福島競馬場以外の中央競馬8場で勝利を挙げている。

 2000年7月にフリーに転身。

 2005年にはサカラートで東海ステークスに勝利。同レースの前身であるウインターステークスは父・忠一が唯一勝利したサラブレッド重賞でもあり(1987年・クラウンエクシードでの勝利)、親子騎手制覇となった。

 2007年のオークスでは、ベッラレイアに騎乗して1番人気に推され、直線で完全に抜け出したものの、ローブデコルテにハナ差だけ差されて2着に終わっている。

 2009年にはサクラオリオンに騎乗し、中京記念と函館記念に優勝。同馬では札幌記念でも3着と好走し、この活躍が同年のサマージョッキーズシリーズ優勝につながった。

 2012年2月12日、京都12Rをスピルオーバーで勝ち、史上49人目、現役22人目となるJRA通算700勝を達成した。1997年3月1日の初騎乗以来、8459戦目。また、この年のNHKマイルカップをカレンブラックヒルで優勝し、デビュー16年目、55回目の騎乗でGT初勝利となった。



 「勝率が1割弱、連対率が1割5分前後という成績が長く続いている。道中は抑え気味に丁寧に乗っていて、追い出してからの伸ばし方も悪くない。しかし、勝負どころの対処に問題がある。ここで腰が引けてしまい、捌こうとせずにズルズルと下がって競馬を終わらせることが多い。1番人気での成績は、2010年が[21・10・6・20]の勝率.368、連対率.544で、2011年は[7・3・3・12]の勝率.280、連対率.400。2011年は2・3番人気で[15・12・6・34]の勝率.224、連対率.403と好成績を残している。コース別、芝・ダート別、距離別で目立つ偏りはない。野村彰彦と平田修の両厩舎で主戦的な立場にいる。2011年は須貝尚介厩舎で多く騎乗して連対率.381と結果を出しており、このラインには注目すべきだ。重賞で多く穴を出している点も見逃せない。デビュー2年目から14年間も重賞勝ちが途切れておらず、16190円、16140円と単勝万馬券が2つもある。2011年の2つの重賞勝ちも1970円(サンライズベガの小倉大賞典)、870円(アイアムアクトレスのユニコーンS)と単勝配当は高めだった。騎乗馬に魅力を感じたら狙っていって良いだろう。4コーナーをクリアできるかは、残念ながら事前に読みようがない。」(佐藤祐樹元地方競馬騎手)


 ほっさん愛馬での成績(9戦0勝)

2012年 9月17日 スピカシチー     500万下 阪神芝1800m 12着/16番人気
2012年11月10日 デスティニーシチー 2歳新馬 京都芝1600m  8着/12番人気
2012年11月24日 デスティニーシチー 2歳未勝利 京都芝1600m 8着/11番人気
2013年 3月16日 フランベルジェ    500万下 阪神ダ1400m  出走取り消し
2013年 3月23日 エスペランサシチー 500万下 中京ダ1200m  2着/3番人気
2013年 4月 7日 デスティニーシチー 3歳未勝利 阪神芝1600m 6着/13番人気
2013年 7月 6日 デスティニーシチー 3歳未勝利 函館芝2000m 8着/8番人気
2013年11月10日 デスティニーシチー 500万下  京都ダ1800m 4着/9番人気
2013年12月 7日 デスティニーシチー 500万下  中京ダ1800m 4着1番人気
2013年12月22日 デスティニーシチー 500万下  阪神ダ1800m 7着/7番人気


2013年4月7日 阪神4R 愛馬デスティニーシチーの騎乗する秋山真一郎騎手(13番人気6着)。

これ以降は2014年2月1日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「サウンドビガレスの前走は内で包まれて追い出しが遅れたのが敗因。実力的にスムーズに運べれば巻き返して当然。見せ場を作ってメドを立てたエーシンザヘッド、使いつつ復調しているスズカルパン、折り合って流れに乗れた時のデスティニーシチーも圏内。


短評は「先行警戒」



予想家の印
馬名 長岡利 山田理 西村敬 CPU
デスティニーシチー △△ △△ △△
エーシンザヘッド
ゲットハッピー
サダルメリク
スズカルパン △△
サウンドビガレス
ミッキーエール
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
サウンドビガレス 2.8
エーシンザヘッド 3.0
スズカルパン 3.9
デスティニーシチー 8.4
サダルメリク 11.1
ミッキーエール 11.3
ゲットハッピー 18.8
以下28倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
デスティニーシチー 75 75 73 67
サウンドビガレス 81 63 75 69
エーシンザヘッド 76 64 68 76
スズカルパン 78 69 68 76
サダルメリク 76 76 62 65


デイリー馬三郎

本紙の見解

「ダートに限れば近走は崩れていない◎サウンドビガレス。立ち回りが上達したことが大きな要因で、前走も好メンバーを相手にC着と見せ場をつくった。今回も好勝負が必至。レース内容が良化した○エーシンザヘッドが2番手。〈浜口〉」

◎ サウンドビガレス
○ エーシンザヘッド
▲ デスティニーシチー
× スズカルパン
☆ サダルメリク




デスティニーシチーは全13記者中 ◎(本命)印 1記者、▲(3番手評価) 3記者、×(4番手評価) 6記者、☆(5番手評価) 3記者

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

デスティニーシチー(7着)

 「ここ2走、折り合い重視のレースをやっていたから、ペースが遅くても掛かるところはなかった。今日はスタートがすべて。後手を回って流れに乗れなかった。」(秋山真一郎騎手・競馬ブック)

 「今回は出負けしてしまったことが敗因ですが、この馬なりに走っておりこのクラスでも十分通用する力を持っています。また、今後良くなる要素も十分なので長い目で見て頂ければと思います。レース後異常はありませんが、優先権を取ることが出来なかったこともあり放牧してリフレッシュを図りたいと考えています」(岡田稲男調教師・友駿ホースクラブ公式HP)
 「ジワッと行かせて後方から。前半は掛かり気味で抑えるのにひと苦労。3角手前でやっと折り合いがつき、勝負どころから仕掛けて上がっていったが、直線はジワジワ差を詰めるのがやっと。」(競馬ブック)

●各陣営のコメント

デスティニーシチー

 「牧場から乗り込んできたし馬体は引き締まっている。折り合いさえつけば。」(内山助手・デイリー馬三郎)

 「中間は短期放牧。しっかり乗り込めている。前走は後手に回ったことで折り合いを欠いたみたい。スムーズなら。」(内山助手・競馬ブック)

 「先週末から追い切りを消化していますが、息の入りが良いことから今週登録しました。幸い頭数も少ないので上手く流れに乗ることができれば上位入賞も十分可能です。まずはスムーズにスタートを切りたいところです」(岡田稲男調教師・友駿ホースクラブ公式HP)

●ほっさん予想

 デスティニーシチーは休養明けですが、能力は500万クラスでは十分通用しますし、前走は7着と敗れましたが、これは昨年の最終節で優先権持ちが9頭とメンバーが揃ってしまったこと、そして何と言ってもデスティニーシチーの良績は京都で、阪神はあまり得意でないことです。

 3走前の京都での走りは素晴らしいものでした。時計も優秀ですし、京都ダート1800mなら勝ち負けでしょう。

 そして今回は追い切りの動きも良いですね。デスティニーなりに素晴らしい動きで自己ベストに近い状態です。

 鞍上はデスティニーをだれよりもよく知る主戦の秋山真一郎騎手。


 ここまででも勝てる要素は一杯で、少々のメンバーが来ても勝っちゃうと思うのですが、なんとなんと10頭立てと手頃な頭数に弱面揃い!!


 今節京都には500万クラスのダート1800mが2鞍ありますが、土日共に10頭で確定。想定段階では土曜日が8頭、デスティニーの出る日曜日が9頭でした。


 土曜日のレースは想定段階では有力どころでは前走2着馬が1頭、3着馬が2頭、4着馬が1頭、日曜日のレースは前走3着馬が2頭、4着馬が2頭でした。

 どう考えてもデスティニーの想定されていた日曜日のレースの方がメンバーが軽いのに、日曜日に想定されていた前走3着馬のシンワウオッカが土曜日に投票!!

 結果、土曜日のレースは前走2着馬1頭、3着馬3頭、4着馬1頭に対し、日曜日のレースは前走3着馬1頭、4着馬2頭で確定しました。更に日曜日のレースは想定されていた前走1番人気(しかし大敗)だった馬も消え、明らかに弱そうな馬が想定外から入って来ましたので美味しいですね。

 頭数も少なく、明らかに弱面もいて、全体的なレベルも低い!!まさに稼いでくれと言わんばかりのレースです。


 先週もマデイラで美味しいレースを頂戴しましたが、なんとも我が軍団は今年に入ってからは運がありますね。

 もちろん、結果がどうでるかはわかりませんが、同じ賞金で、昨年末の最終週のように優先権持ちが9頭もいるフルゲート16頭のレースと、権利持ちが3頭の10頭立てのレースでは違い過ぎます。中距離はこれがあるからやめられません。


 我が軍団はこういうチャンスレースを活かしてコツコツと賞金を稼ぐことを得意とするので、今回もご厚意に甘えて、少しでも多くの賞金をごっちゃんする予定です。

 メンバーから言っても勝ち負けだと思いますが、最低でも掲示板には載って欲しいですね。しかし、勝てば夏に降級できますし、このチャンスを活かして欲しい。

 そして2010年産出資3頭全馬降級(すでにフロアクラフトとグランデアモーレは確定)して、もう1勝を確実なものとしたいですね。

●せっかくの大チャンスなのに仕事で応援に行けません

 デスティニーシチーが2勝目を挙げるかというせっかくの大チャンスを地元京都で迎えようとしているのに、残念ながら仕事で現地応援に行けません。来週の土曜日なら行けたのですが・・・。レース後にスマホで確認することになると思います。

これ以降は2014年2月4日に作成

●パドック

 デスティニーシチーの馬体重は前走プラス4キロの470キロ。軽く太めに見えましたが、歩様や踏み込み、気合いなどはしっかりとしていて良かったですね。

●レース 

 デスティニーシチーは最内枠でしたから、スタートが重要でしたが、ポンと良いスタートを切ります。良い位置が取れそうで、映像を見て、私は自信があったので、”勝った”と思いました。

 ところが、1コーナーで馬が掛かってしまい行きたがり、早くも鞍上の秋山真一郎騎手が大ブレーキをかける始末(>_<)。こんなにリズムの悪いチグハグな走りをしていては力を出し切れるわけがありません。

 大敗も覚悟しましたが、最後まで自力でバテず伸びずで粘りきり、4着と掲示板を確保してくれました。

●時計の評価

 今回のデスティニーシチーの走破時計は1分53秒7良馬場でした。競馬ブック誌の推定タイムは良馬場で1分53秒3ですから決して悪くない時計ですが、前日の雨で多少馬場が締まっていたと思いますし、勝ち馬の時計が平均的だったと思います。デスティニーシチーはそこから1.0秒も離されていますから、それでよく4着に来れたものです。

 しかし、道中のチグハグ差を考えれば、それでも53秒台で走っているわけですし、やはりこのクラスではモノが違います。まともなら勝ち負けできる馬です。

●レース後の騎手・調教師のコメント

デスティニーシチー(4着)

 「いつも同じようなペースで走るから後ろからでは駄目だと思っていたし、今日はゲートが良かったから、ある程度出していって前で構えた。辛抱させられると思っていたけど、行きたがって掛かってしまったね。」(秋山真一郎騎手・競馬ブック)

 「いつも同じようなペースで走るので後ろからでは駄目だと思っていました。今日はゲートの出が良かったので前目で進めましたが、行きたがって掛ってしまい辛抱させることができませんでした」(秋山真一郎騎手・友駿ホースクラブ公式HP)

 「今回は内枠だったこともあり、前目で進めましたが折り合うことができませんでした。何とか結果を出したいと考えていますが、次走は折り合いが付きやすい1400mの距離にするか、小倉の1700mでそのまま先行させたほうが良いか検討したいと思います。なお、馬房の関係で短期放牧に出しますが、優先権のあるうちに戻して登録したいと思います」(岡田稲男調教師・友駿ホースクラブ公式HP)

●専門誌のレース評価

デスティニーシチー(4着)

 「枠なりに好位の内につけたが、1角から引っ掛かり、ずっとハミにぶら下がっていた。これでは追われて伸びない。」(競馬ブック)

●気になる賞金は

 本賞金が110万円。特別出走手当が414000円。計1514000円。1口で割りますと2300円程度になると思われます。ひと月分の預託料よりも高く言うことないですね。

●今後の展望

 優先権がありますし、中1週で京都或いは小倉だと思いますが、私は京都芝2000mが良いと思います。芝でこその馬だと思うんですけどね。権利もあるから、そちらに行きましょうよ。

●最後に

 細かいことですが、今回の本賞金110万円加算でデスティニーシチーの獲得本賞金は400万になりました。通常、中央の未勝利戦を勝てば獲得本賞金は500万円です。私は愛馬について募集価格以上に稼いでくれることを最低の目標にしていますから、デスティニーシチーの場合は1000万円が獲得本賞金の目標となります。

 デスティニーシチーは1勝馬ですが、賞金の安い地方交流戦で勝ち上がったもので、ようやく今回で400万円。しかし、少しずつでも確実に上乗せしてくれていることは嬉しいですね。1つ中央で勝てれば500万クラスの賞金は750万円ですから、目標を突破してくれるんですけどね。

 まだ4歳の春ですし、いつかは目標達成をしてくれる馬だと確信しております。

 しかし、難しい馬ですね。ただ、難しい馬はたくさんいますし、それを騎手が上手く抑え込んで能力を引き出しています。ここ3戦のデスティニーシチーの走りを見ていると、どうも秋山真一郎騎手は上手く抑え込めていない気がします。

 もちろん、デスティニーシチーをここまで育ててくれたのは他の誰でもない秋山真一郎騎手です。間違いなくデスティニーシチーの主戦ですが、抑え込めなくなってしまっているのであれば、手を替える必要があると思います。ミルコ・デムーロ騎手などは走るのをやめちゃう症候群の愛馬マデイラを日本人騎手なら上手くコントロールできなかったのに、見事に最後まで気を抜かせずに走らせ、その1戦からマデイラは変わりました。クリストフ・ルメール騎手もその後、掛かって行きたがるマデイラを馬の気に任せて行かせ、通常なら最後に脚が上がりそうなものを剛腕で持たせて勝利を掴んでくれました。

 日本人騎手はもちろん好きですし、騎乗して欲しいですが、やはりまだまだ海外の一流ジョッキーというのは数段上の技術を持っていると思います。特に馬への当たりや一体感は見習わねばならない部分が多いと思います。我らが愛馬デスティニーシチーもせっかく優先権も持っている状態ですし、ここらで1度そういったジョッキーに乗っていただいて、矯正して貰うことがいい時期に来ていると思います。

 ある程度制御できるようになったら、また秋山真一郎騎手にも当然お願いしたいですし、厩舎所属の菱田裕二騎手も以前デスティニーを上手く扱ってくれましたので、またお願いしたいですね。


 さあ、次走はだれが乗ってくれるのかわかりませんが、まともなら勝ち負けできる馬です。なんとか夏の降級までに1つ勝って、降級の旨味を活かしたいですね。

 頑張れ、デスティニーシチー!!次は出来たら現地で応援したいナ。

最後までご愛読ありがとうございました

2013年12月30日立ち上げ 2014年1月28日、29日、31日、2月1日、4日加筆
デスティニーシチーの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2013年12月22日 第12戦 500万下 阪神ダ1800m (7着/7番人気)

2013年12月 7日 第11戦 500万下 中京ダ1800m (4着1番人気) 写真多数付き現地観戦レポート

2013年11月10日 第10戦 500万下 京都ダ1800m (4着/9番人気)

2013年 8月 7日 第9戦 JRA指定交流デネブ特別 中央未勝利クラス (1着2番人気

2013年 7月 6日 第8戦 3歳未勝利 函館芝2000m (8着/8番人気)

2013年 6月23日 第7戦 3歳未勝利 函館ダ1700m (6着/6番人気)

2013年 6月16日 第6戦 3歳未勝利 函館芝2000m (11着/7番人気)

2013年 4月29日 第5戦 3歳未勝利 福島芝2000m (3着/6番人気)

2013年 4月 7日 第4戦 3歳未勝利 阪神芝1600m (6着/13番人気) 写真多数付き現地観戦レポート

2013年 1月20日 第3戦 3歳未勝利 京都ダ1800m (13着/12番人気)

2012年11月24日 第2戦 2歳未勝利 京都芝1600m (8着/11番人気)

2012年11月10日 デビュー戦 2歳新馬 京都芝1600m (8着/12番人気)

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